神山吉光が吠える

<第1回>こんな政治家たちとは知らなんだ

2006.06.20



2006年06月20日更新<第1回>

 

野党が「解散」の言葉を連発している間に、とうとう衆議院は任期満了近くとなり、九月までには確実に総選挙が実施される。県内四選挙区の立候補予定者も既に選挙態勢に入り、日増しに慌ただしくなった。

 常に言っていることだが、近年、どうしても政治家と呼びたくない政治家が急増しているように思う。前回の郵政民営化を問う総選挙では、与那島を問わずいろんな人達が立候補し、連日のようにテレビのワイドショーに出演、また、新聞の紙面でもその記事が躍った。

 そして、政党の選挙戦術が功を奏して、大量の新人議員が当選したが、その中にはそう見ても国会議員とは呼べない人、または政治家と呼びたくない人たちが比較的多数、群れとなって政界へと流れ込んで行った。

 

 国民・有権者にこそ責任

 

政治家と呼びたくない人たちは何も新人議員んに限ったことではない。ベテラン議員の中にも、現職閣僚の外国でのメロメロ会見や、最近では議員特権の悪用など数えればきりがない。政治家としての資質も自覚せず、自らの非力も顧みずに立候補した候補者の側にも問題があるが、何よりもこのレベルの人物を当選させた国民、有権者の側にこそ大きな責任がある。

 

国民・有権者にこそ責任

 

自民、民主両党では、にわかに世襲問題が話題になっている。

 両党ともに、次期総選挙のの集票対策のひとつだと思うが、とにかく、与野党の間でこの問題が真正面から是正の方向へ動き出したことに大きな意義がある。

 民主党は、今度の総選挙のマニフェストにも世襲問題を党の公約として書き込むようだが、自民党も早期に具体的な方向を定めて欲しいものだ。

 世襲問題と並んで、もうひとつ、与野党間に伝統的に横たわっている問題がある。

 いわゆる現職国会議員を最優先にした公認問題である。この問題も日本の政治の代表的な古いしきたりと言える。

 

「出たい人」より「出したい人」

 

 世襲と現職公認にがんじがらめにされたのでは、わが国で本物の政治家は育たない。また、日本の政治が三流政治といわれる由縁から、いつまで経っても脱皮できないのではないか。

 この際、世襲問題とともに現職最優先の党公認問題も各党間で大いに議論して欲しいものだ。

 

(929文字)