近年、沖縄経済は観光や消費、そして公共投資や設備投資などが堅調に推移し、それが牽引となって県内景気も拡大しています。
しかしながら貿易収支では、昨年だけでも総輸出高が285億4千3百万円であるのに対して、総輸入高が1754億5千2百万円になり、1年間で1470億6千万円余の輸入超過に陥っています。沖縄の復帰から今日まで、輸入超過の状況は変わることなく、貿易格差は歴然としています。 従って、好況の沖縄経済を安定的に強固にするにはこのような慢性的な貿易の不均衡を将来的に是正する必要があります。 それにはどうしても地場産業の育成強化と沖縄県産品の販路拡大が緊要であります。
本書『現代沖縄「郷土の産品」』が、多様化する消費者の情報ニーズに応えた編集スタイルで、県産品の優秀性と魅力を紙面で徹底的に強調し、関係企業の協賛を仰ぎながら特定主要産品は、その生産工程と事業所を紹介するなど沖縄県産品の啓発と販路拡大の一翼を担うことを宣言いたします。
温故知新 ~過去の事実を研究し、そこから新しい知識や見解をひらく~ 本出版企画の起源は、1968年米軍統治下にあった沖縄で、弊社の潜在的な前身会社である沖縄こども新聞社から発行された『郷土の産品』にあります。
沖縄の復帰前、当時「沖縄島産品愛用運動」の一環として、島産品に関する県民の理解と関心を高めるために、琉球政府文教局(局長 赤嶺義信)をはじめ、琉球商工会議所(会頭 国場幸太郎)、琉球工業連合会(会長 具志堅宗精)の推奨によって「郷土の産品」という本が出版され、米軍支配下に喘ぐ沖縄産業の振興に一石が投じられています。同書には、50年前の沖縄県産品と製造会社の紹介、県産品の原料と製造工程、そして、販売経路などを写真と図解、豊富な統計資料などを用いて、学校現場でも教材用として使用できるように編集され、当時、琉球政府文教局からも高い評価を得ています。現在、同本は絶版になっておりますが、沖縄県立図書館と琉大図書館では見ることが出来ます。館外持出不可。では1968年に出版された同本のイメージから紹介しよう。
今年も「沖縄産業まつり」が、那覇市の奥武山公園と沖縄県立武道館で開催ます。(2019年10月25日~27日)
今年の標語は「うちなーの未来をつくる県産品」。現在、閣文社で企画編集中の現代沖縄「郷土の産品」も、沖縄県産品の販売拡大を主眼に編集し、企業側の販売戦略を強力に後押しいたします。
「沖縄産業まつり」は、県内の全産業を網羅した沖縄最大の産業イベントに位置付けられ、昨年は502社が出展し、沖縄産品の優秀性を県内外に発信しています。近年、沖縄県産品は企業側と官民による不断の努力によって、その品質が飛躍的に向上し、沖縄産品の市場は国内外に限りなく広がりつつあります。この時勢のニーズに応えて、『現代沖縄 「郷土の産品」』が効果的な紙面構成で、沖縄県産品の優秀性と魅力を強調し販路拡大に寄与いたします。
消費者から選び抜かれた沖縄県産品、本書に大集合。
編集理念
沖縄県産品の啓発と販路拡大
プロローグ
沖縄県産品奨励運動の歩み(写真)
『郷土の産品』発刊に寄せて ~寄稿募集~
― 企画から発行まで ―
「骨格」及び「出版工程」は、作業の進行状況及び生産者側との調整で変更する場合があります。
ー 県産品はどのように生産されるのか。その原料から製品化まで ー
<順位不動>
5★沖縄県産品<躍進>の道標(みちしるべ)★ |
前版(1968年発行)の『郷土の産品』は、当時の琉球政府文教局の要請により、製品の生産工程を中心に編集することで、学校教材にも広く活用されてきましたが、今回の現代版『郷土の産品』は、そのことは元より現代沖縄の県産品の優秀性とその魅力を徹底的に強調し、県産品の啓発と販路拡大を複合的に推進します。
本書の広範囲配本で
県産品の県内外の需要拡大を
ロダン「考える」
沖縄県産品の販路開発に複合的貢献
本書出版の附帯事業〈計画〉
お知らせ
~未来志向で闊達な実力要員来たれ~
動き出す分業体制の知識集団
閣文社では、本プロジェクトの戦力となる活動要員を拡大募集しています。
年齢(60歳内)。男女は問いません。また、常勤、非常勤、勤務日、勤務時間帯も個々の調整(相談)に応じます。
志願希望者は、「氏名」「住所」「年齢」「電話番号」をメールまたはFAXを用いてお知らせください。仮受付を経て、改めて弊社から「募集要項」をお送りいたします。
その後に志願希望者は「履歴書」に「写真」を添えて弊社までご郵送ください。
書類審査を経て面接日を通知いたします。
尚、電話でのお問い合わせはご遠慮ください。
フリーハンドによる広告代理店と在宅での嘱託編集員及び県産品の通信委託販売員(自営)も新設募集しています。
志願希望者への受付けメール、FAXは下記の通りです。
eメール kakubun@sunny.ocn.ne.jp
FAX 098-885-4570
沖縄産品の品質優秀性を内外に強調し、販路を拡大するための「標語」を下記の通り募集します。
例: | 日本語 | 「作って、売れて、買って喜ばれる郷土の産品」 |
沖縄方言 | 「わった―、うちなーむんぬ、 ゆたさ、ちゅらさ」(われら沖縄産品の優秀性) |